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【登山の始め方】初心者の人にオススメの山の選び方、持ち物とは

こんにちは!神坂涼介です。

今日は、

  • 登山未経験の方
  • 登山初心者の方
  • 登山の始め方がわからない方

に向けて、登山の始め方について3ステップでお話をします。

また、その3ステップを踏んでしっかり準備をして、

登山に行く前に確認するポイント

もお話ししますので、これから登山を始める方はぜひ参考にしてください(^^)

山の選び方

山 選び方

いざ登る山を選ぶとなっても、どう選んでいいの?という質問は多いです。
そこで、僕がおすすめしている山の選び方は

・山の選び方
・コースタイム(往復)

以下の3つのパターンで選ぶと分かりやすいです。

  1. 標高500以下、1〜2時間のコース
  2. 標高1,000m以下、2〜3時間のコース
  3. 標高2,000m以下、4〜5時間のコース

 

①標高500m以下、1〜2時間のコース

まず一番初心者の方におすすめするのがこのパターンです。標高が500m以下ということで、無理なく登山を経験できます。ちなみに、日本一低い山として仙台にある『日和山』。なんとこの山標高3m!コースタイムはおそらく10秒ほどでしょうか(笑)

もちろんこの山では練習になりませんが、標高500mぐらいの山を登るとなんとなく感覚は掴めます。標高500mくらいの山は意外とあります。こちらのサイトで探せますので、ぜひ一度ご覧になって、まずはどの山で登ろうか考えるのも楽しいかもしれませんね(^^)

日本千名山 標高一覧順
詳しくはこちら

そしてこのレベルで『あ、私もっと行けそう!』と思ったら次のレベルに挑戦していきましょう!

②標高1000m以下、2〜3時間のコース

標高500mほどの山を登ってみて『もっといける!』と思ったら次はこのレベルの山を登ってみてください。先ほどご紹介したサイトだと501〜750m、750〜1000mで探せるので徐々に標高をあげていくのもいいかもしれませんね。

ここでも練習していって『よし、もっと行くぞ!』となったら次は2000mくらいの山に挑戦です。

③標高2000m以下、4〜5時間のコース

このレベルになるともう初心者というよりは初級者?くらいですかね。後ほど説明しますが、装備も割ときちんとしていないと色々なリスクも出てくる高さ、コースタイムです。

具体的には、

・標高が高くなるにつれ気温が下がる
・風が強い(山頂付近は遮るものが少ない)

ロープウェイがある山がオススメ

ここまで山の選び方の簡単な目安をお話してきましたが、実際に高い山を登るのは慣れていても結構大変です。そこでおすすめなのが、ロープウェイのある山に登ることです。まずは自分の足で山頂まで登ってみて、下山する体力があるならそのまま下山する。

でも、もし下山する体力が

神坂
ちょっと自信ないな…

となったら下山はロープウェイを使って下山することができます。

無理は怪我や事故に繋がるので、自分の体力を見極めた上で判断しましょう。

もちろん、後日また下山まで自力でできるようにまたチャレンジしてくださいね。

また、コースタイムについて補足しておくと、本やネットなどで見るコースタイムの基準は

  • 40代男性、登山経験者

のコースタイムです。なので当然初心者の方はそのコースタイムよりも時間がかかります。だいたい目安としては、初心者の方は本やネットなどに書かれているコースタイムを参考に

  • コースタイム×1.5倍

した時間を自分のコースタイムとして計画を立てましょう。例えば標高が500mで通常コースタイムが1〜2時間のコースであれば、1.5〜3時間かかる、というイメージです。

登山装備

登山装備

では次に登山の装備についてお話しします。
『登山の装備』と一言で言っても、沢山ありすぎてよく分からないという方は多いです。なので今回は、これから始める方が最低限揃えておいた方がいい装備についてお話しします。

まず揃えるべき登山装備は以下の順番に揃えてください。

1.スポーツウェア、ランニングシューズ
2.登山靴を買う
3.リュック、レインウェアを買う

 

①スポーツウェア、ランニングシューズ

『山の選び方』の章で言った標高500m程度の山であれば、ランニングシューズでも十分登れます格好もスポーツウェアで全然大丈夫です。ただ、一度その格好で登ってみると気づくと思います。

神坂
この靴じゃあかんな
神坂
ウェアはやっぱり登山用がいいな
と(笑)

じゃあ最初から買った方がいいじゃないか!

という意見も出るかもしれませんが、まだこのレベルだと登山を趣味にするかどうか分からない段階。いきなりフル装備揃えたものの、500mくらいの山を登ってみた結果

やっぱり登山は合わない・・・

となってしまってはもったいないです。なのでまずは軽装で登ってみましょう。そして登ってるうちに

これが必要だなと思ったものから揃えていってください。

②登山靴を買う

まずは登ってみて

神坂
登山を趣味にしたい!

と思ったら最初に買って欲しいのはやっぱり登山靴です。登山靴は文字通り山に登るための靴。ランニングシューズ等に比べれば重いかもしれませんが、足首を捻挫から守ってくれたり、登山により疲労を軽減してくれる、登山をする時の根幹部分なので、ここは妥協なく選びたいところ。

現代はネットでも買えますが、僕は絶対にお店に行って買うことをおすすめします。

靴ですから、いつものサイズでいいよと思うかもしれません。しかしメーカーによる微妙な“サイズ感の差”は登山靴じゃなくてもあるもの。登山の根幹になる登山靴をネットで買って、サイズが微妙に合わない!となってしまってはいけません。なのでまずはお店に行って、登山経験の豊富な店員さんに色々教えてもらいながら、最適な登山靴を見つけてください(^^)

③リュック、レインウェアを買う

登山をする時の装備において3種の神器というものがあります。

それが

・登山靴
・リュック
・レインウェア

です。この3つが登山をする時の装備の基本になってきますので、登山靴を買ったら次に揃えるのはリュックとレインウェアです。

ここに関しても、お店に直接行って経験豊富な店員さんに相談しながら選ぶことをおすすめします。一言でリュックと言っても、もちろん普段使いするおしゃれリュックではいけません。耐久性や防水性、容量もたくさん入る登山向けのリュックを選ぶ必要があります。

レインウェアに関しても、完全防水はもちろん、登山用として適したウェアが必要なので、適当に選ぶことはおすすめしません。

このように、まずは軽装で登ってみる→登山靴買う→3種の神器揃える→都度必要になったものを買うという流れでいくと、失敗しない買い物ができます。なので登山の装備は徐々に揃えていってくださいね(^^)

登る日の条件

登山 条件

次に、登る日の条件です。登る日の条件は次の5つ

①晴れているか
②風が強くないか
③前日に雨が降ってないか
④朝〜正午の時間で登る
⑤涼しい春・秋がおすすめ

順番に解説していきます。

①晴れているか

ここに関しては当然とも言えます。ある程度経験も積んでくれば雨の日に登ることもありますが、いきなり雨では条件が悪すぎます。まずは晴れている日に登ってください。

②風が強くないか

ここも大事なポイントです。風が強いと何がよくないのか?というと次の2点。

  • 体のバランスが崩れる
  • 体感温度が下がる

まず、体のバランスが崩れるという点に関してはイメージしやすいと思います。よく台風の季節などでリポーターの方が暴風に耐えながら台風中継をしていますよね?風速30m/sともなれば、立っているだけでもバランスが崩れます

山の山頂に近づくにつれ、基本的には植物なども減っていき、風を遮るものがありません。吹きさらしの強風に耐えながら登るのは、たとえ経験豊富な方でも簡単じゃないのです。

そして体感温度が下がるというのはこういう理屈です。

風速が1m/s上がるごとに、体感温度は1度下がる

ということは、風速が10m/s上がると体感温度は10度下がる、ということです。
標高が高くなるにつれて気温そのものも下がっていきますから、そこにさらに強風による体感温度の低下が加わるとなかなかきついです。なのであまり強風の日に登ることもおすすめしません。

③前日に雨が降っていないか

神坂
当日じゃなくて?

と思うかもしれませんが、実はこれも大事なポイント。前日に雨が降っていると、登山道がぬかるんでいるというような直接的な危険もあります。でももっと怖いのが

土砂崩れ
です。土砂崩れというのは、大雨が降った時に発生するイメージがあるかもしれませんが、実は当日ではなく翌日やそれ以降であることが多いのです。長く雨が降った場合は除きますが、前日に大雨が降った時、その雨水は地面に吸収されます。

その吸収された雨水により地面が多くの水分を含んだ状態になります。これにより緩んだ地盤が自重に耐えられず崩れてしまう。なので雨が降った翌日も、実は危険が潜んでいるのです。

④朝〜正午の時間に登る

実は、山登りの基本中の基本がこれです。『山の天気は変わりやすい』というのはあなたも聞いたことがあかもしれません。それに加え、午後の時間帯はゲリラ豪雨が発生しやすくなっています。ただの雨ならまだしも、ゲリラ豪雨は多くの場合雷を伴いますので、大変危険です。

なので日帰り登山は基本的に早朝から登り始め、正午あたりには下山まで完了するように計画を立てましょう。

1章の補足で説明した初心者の方のコースタイムで考えれば、標高500mくらいの山に登るのなら朝9時までには登り始める。1000mくらいの山であればできれば朝7時ぐらいから登り始める。これぐらいのイメージです(^^)

⑤涼しい春・秋がおすすめ

ここに関しては、ちょっと意外に思われるかもしれません。というのも

  • 登山=夏

のイメージがあるからです。しかし、夏に登山をするのは『標高が高い山』に登るから。例え真夏であっても、標高が高い山、例えば富士山などは山頂付近の気温が10度を下回ることも多いからです。

逆に、初心者の方が登る山、標高が500mぐらいの山は、私たちが日常生活しているところと気温がほとんど変わりません。現代では真夏になると40度まで気温が上がることもあるぐらいですから、そんな日に登山などしてしまっては熱中症の危険が高まります

なので標高の低い山を登る間は、なるべく真夏の暑い時期は避け、涼しい春や秋に登るようにしましょう(^^)

ここまでが登山を始める時の3ステップです!

  1. 山の選び方
  2. 登山の装備
  3. 登る日の条件

ここをしっかり抑えて『いざ登山!』といきたいところですが、登る前に確認しておいて欲しいことがあります。それを4章で説明します。

登る前に確認すべき3つのポイント

水分補給

ここまで3ステップを説明してきました。最後の章ではいざ登る日に、スタート前に確認して欲しいことをお話しします。

3つのチェックをしてください

・水(1L以上)は持っている
・トイレがあるか
・地図があるか(YAMAP、山と高原地図)

です。

①水(1L以上)は持っているか

登山をしていると普段以上に水分補給が必要になります。体が動き続けているので汗も出ますし、あなたが思っている以上に用意しておくといいでしょう。

僕も普段はそこまで水は飲みませんが、登山の時になると結構飲みます。なので最低でも1Lは持って行ってくださいね。

②トイレがあるか

これ、超重要ですよね(笑)登山中にトイレに行きたくなることだって当然あります。そんな時にどこにトイレがあるか分からない、あるのかどうかすら分からないともうパニックです(笑)

なので登山を始める前に、

必ずどこにトイレがあるのか確認しておきましょう

基本的には山小屋にある場合が多いですが、その場合でも山小屋間でどれくらいの時間がかかるのか?というのも確認しておくといいでしょう。

③地図があるか

地図もとても大切です。登山ルートを外れてしまっては大変ですし、山頂までの距離や、尾根地形・谷地形の判別傾斜の緩い・きついも地図を見れば分かります。

ここで、僕がおすすめする地図を2つご紹介します。

・YAMAP
・山と高原地図

です。YAMAPはアプリ山と高原地図は本の地図です。

YAMAPに関しては、絶対にダウンロードしておいてくださいGoogle Mapを使ったことがある方なら分かると思いますが、

GPSにより、自分の現在地が表示されます

表示される地図も、国土地理院が発行した地図が表示されるので、地図そのものの正確性は間違いないです。道に迷っても自分の居場所がわかれば相当安心ですよね(^^)しかも、電波が届かない場所でも居場所が分かるんです。すごいアプリですね!

また、他にも機能があって

登山の記録が取れる
・記録をシェアすることができる

ただの地図アプリというよりも、登山をする人専用のSNSだと思ってください。自分が登ろうとしている山に登った方の記録を見ることで、イメージもしやすくなりますね!

YAMAPのダウンロードはこちら

 

山と高原地図はレベル的に初級〜中級ぐらいですが、これも持っておいた方がいいでしょう。トイレの位置も書いてありますし、

今登っている登山ルートの中で危険な場所がどこなのか?

というのも書いてあります。また、A地点からB地点までの時間がどれぐらいかかるのか?が結構詳しく書かれているのでおおよその時間を計算するのにも便利です。

ちなみにこの山と高原地図、有名な山はほぼ発行されています。

なので初心者の方は、YAMAPをダウンロードしておき、山と高原地図も準備した上で登山に臨むといいでしょう(^^)

 

はい、ここまでたくさんのポイントを書いてきました。情報量が多いかもしれませんが、これから登山を始める方や、登山初心者の方にはどれも必要な情報ですので、1つ1つ確認しながら準備したり、登山をしてください。

この記事を読んだ方の1人でも多くの方が、登山を趣味にしていただけると嬉しいです(^^)
またこういう登山の知識などに関するお役立ちブログを今後も書いていきますので、ぜひまた見にきてください♪YouTubeの方には動画でも解説していますので、そちらも見ていただけたら嬉しいです(^^)

それでは、最後まで読んでいただきありがとうございました(^^)

 

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