▶︎▶︎▶︎TOTMOTOTOの会員は随時募集しています

【2022年】鳳来寺山登山|表参道から石段を登って瑠璃山まで行ってきました

カルチャーセンター山歩き入門講座の定期ハイキングとして、2022年10月29日に愛知県新城市にある鳳来寺山へ登ってきました!

鳳来寺山のご紹介

愛知県新城市門谷にある鳳来寺山。1931年に国の名勝天然記念物に指定され、2007年には日本の地質100選に選定されました。鳳来寺周辺の山は約2000万年〜1500万年前の火山活動によって形成。岩石は、流紋岩系の松脂岩を主として、石英安山岩等で構成されています。地殻変動や風化浸食作用によって、数十メートルの断崖絶壁がなす険しい山々です。古くから修験道の霊山として扱われています。

松脂岩【pitchstone】
主な産出地:愛知県新城市鳳来寺山
主な特徴:ガラス質、樹脂状光沢

松やにのような樹脂に似た光沢をもちます。「pitch」には松やにという意味があり、ピッチストーンという英名も見た目からついたものです。岩石としては流紋岩質な火山岩で、いわゆる火山ガラスと呼ばれるもの。黒曜石の仲間ですが、松脂岩の方が水分を多く含んでいます。

引用サイト:松脂岩|名古屋市科学館

鳳来寺山表参道コース

鳳来寺山ハイキング登山ルートマップ

鳳来寺山コースタイム:約4時間30分

09:15 お食事処かさすぎ駐車場
09:30 表参道
09:45 594段目
10:15 鳳来寺本堂
10:40 鏡岩
10:55 六本木杉
11:20 鳳来寺山山頂
11:30 瑠璃山山頂、昼食
11:50 下山開始
12:35 鳳来寺本堂
13:45 駐車場着

鳳来寺山の駐車場とアクセス方法!

今回は、名古屋駅から鳳来寺山までレンタカーを借りて車で行きました。名古屋駅(名古屋高速都心環状線)→名古屋高速3号大高線→新東名新城IC→お食事処かさすぎのルートで、朝7:30分に出発して、9:15分頃に到着しました。(約1時間45分)料金は名古屋高速910円、新東名で2150円だったので、高速代は往復6000円程度でおさまりました。

お食事処かさすぎ

新城市鳳来寺山嶺のお食事処かさすぎ駐車場
お食事処かさすぎ(愛知県新城市門谷字下浦45)のお店の前の駐車場に車を停めて登山を開始です。約30台ほど駐車することができます。ここで駐車できなくても、お食事処よりも先に進むと、民営の駐車場がいくつかあります。料金はどこも有料です。

新城市鳳来寺山嶺のお食事処かさすぎの有料駐車場

駐車場は500〜1000円の料金がかかります。係員の方がいるのでその方にお渡しください。

鳳来寺山ハイキングマップ

駐車場で料金を払った時に、ハイキング登山ルートマップをもらえます。

ハイキング登山開始場所の表参道までは、道路沿いを歩いて向かいます。

鳳来寺山表参道コース入山

AM9:30 鳳来寺山の表参道コースを出発。

鳳来寺の地質、生態系の説明

鳳来寺山の地質、生態系の説明看板がありました。

表参道は、鳳来寺本堂まで1425段の石段を登ります。

国指定重要文化財「仁王門」

鳳来寺仁王門

表参道から5分ほど歩くと、仁王門があります。

仁王門は、慶安4年(1651)に再建された、三間一戸、入母屋造の楼門であり、屋根は銅板葺(本来は檜皮葺)となっている。中央の柱間を通路とし、両脇前方の一間四方に仁王像を祀る。文化財ナビ愛知から引用
国指定重要文化財鳳来寺仁王門看板

国指定重要文化財の鳳来寺仁王門の説明書き看板がありました。

日本一高いとも言われる大スギ「傘杉」

鳳来寺傘杉

仁王門から100mほど進むと、観光スポットである国指定天然記念物、樹高 約60mm、幹周り約 7.5m、樹齢 800年以上の日本一高いと言われる大スギ「傘杉」があります。

鳳来寺表参道892段目休憩場所

892段目で休憩。石段の途中には、休憩用のベンチがいくつかあるので、休憩はとてもしやすいです。

鳳来寺表参道石段

1000段を超えたあたりから、石段が急になるので体力を温存しながらゆっくり進みました。

鳳来寺本堂

鳳来寺本堂

AM10:15 鳳来寺本堂へ到着。トイレ休憩はここですると良いです。

鳳来寺説明看板

国指定文化財の鳳来寺の説明看板がありました。

鳳来寺本堂から瑠璃山へ

鳳来寺本堂から石段をあがると、本格的なハイキング登山の開始です。設営された階段を登りながら山頂を目指します。

鏡岩

鳳来寺鏡岩

AM10:40 登山道から少し脇道に離れたところにある絶景ポイントの鏡岩。断崖絶壁なので注意しないといけない場所ですが、景色は絶景でした。

鳳来寺山登山道

緩やかな傾斜の登山道を登っていきます。

鳳来寺山々頂

鳳来寺山山頂

AM11:20 鳳来寺山々頂684m。天竜奥三河国定公園の東海自然歩道の一つ目の山頂に到着です。

天竜奥三河国定公園の説明看板

天竜奥三河国定公園の説明看板がありました。

瑠璃山登山道

鳳来寺山の山頂となる瑠璃山へ向けて移動。ここからは森林が開けるので景色が綺麗でした。

鳳来寺山の絶景ポイント「瑠璃山」

鳳来寺瑠璃山山頂

AM11:30 山頂でみんなで写真を撮りました。景色がとても良かったので、ここで昼食を取りました。この後は、ゆっくり下山をしました。

まとめ

鳳来寺表参道コースは登山道が整備されていますが、石段が1000段以上あるので、下山も考えると足腰の体力がある健脚の方向けです。鳳来寺には別の登山道もあるので、次回は違う登山ルートを試してみたいと思います。10月末では、まだ紅葉がしていなかったので、11月初旬〜中旬に登るのがオススメです。

【参考・引用文献】
・日本の地質百選
http://j100s.com/chishitsu.html
・松脂岩|名古屋科学館
http://www.ncsm.city.nagoya.jp/study/curator/2022/03/post-16.html
・お食事処かさすぎ
https://www.kasasugi.com
・文化財ナビ愛知
https://www.pref.aichi.jp/kyoiku/bunka/bunkazainavi/yukei/kenzoubutu/kunisitei/0040.html
・傘杉|新城市
https://www.net-plaza.org/KANKO/shinshiro/taiboku/kasasugi/index.html

 

いいなと思ったらSNSでシェアしてください♫

ABOUT US
神坂涼介株式会社リンクコンサル代表取締役
登山の趣味歴11年。大学では火山学、地質学を専攻。YouTubeでは登山や自然に関する防災知識等を発信。一人でも多くの人が山に興味を持って欲しいという願いから、会員制コミュニティTOMOTOTOでは定期的に登山&勉強会を開催している。愛知県で4店舗を構えるカルチャーセンターでは、平均年齢61歳の高齢者向けに「山歩き入門」という名称で座学、体験登山を実施している。