こんにちは!神坂亮介です。
今回は山登りの際に使う「ヘッドライトの選び方」に関して、お話ししていきたいと思います。
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僕は複数持っているのですが、例えばmont-bellさんのヘッドライトや
知らないブランドさんのヘッドライトなどがあって
こういった形で夜間や早朝に山登りをする際に必要不可欠なアイテムになります。
このヘッドライトを選ぶ際に、簡単な選び方として
今回は注意点なども含めながらしっかりとご説明していきたいと思います。
この記事の目次
ヘッドライトの選び方
ポイント①ルーメン(明るさの目安)
では早速なんですけど、ヘッドライトを選ぶ際に
必ず必要になってくる言葉として「ルーメン」という言葉があります。
「ルーメン」とはどういったことかというと明るさのことを指します。
このルーメンの数値が大きいほど明るくなるんだっていうことを頭の中に入れておいてください。
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ではここで一般的なんですが
・ハイキング
・登山
・トレイル
この3つの段階で分けてルーメンの目安数値をご説明していきたいと思います。
・ハイキング(1泊2日などの登山をしない方):60~80
・登山:100~200
・トレイル(走ったりなどのスピード感のあるもの):200以上
トレイルに関しては、なるべく遠くが見えるように(車のハイビームみたいな)しないと
どうしても事故とかに繋がる危険性があるので
遠くまで見えるような比較的に高めのルーメン値があるものを選ぶと良いです。
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このルーメンはいまや化学などが進歩して
昔だと100ルーメン以上の物は比較的に値段が高かったのですが
いまは100ルーメンくらいのものがスタンダードになってきています。
このルーメンもお店などに行くと結構高いものがたくさんあって
ルーメン幅でいうと100から800、そして1000まであるようなものもあります。
一般的に素人目から考えると、
「このルーメンが高ければ高いほど明るいんだからいいでしょ!」
と思うと思いますが、やっぱり山とかいくと電灯とかも無くめちゃくちゃ暗いので
どうしても明るい方がいいでしょと思いがちですが
明るすぎても良くないですよというお話しです。
どういうことかというと、まず1つ目の理由として
消費電力というものが挙げられます。
もちろんのことなんですが、このルーメンという明るさが
高ければ高いほど消費する電力は多いということなんですね。
例えば100ルーメンのものを使うのと、1000ルーメンのものを使うのでは
一つの同じ乾電池と考えた時に使える時間は全然違うわけですよ。
山登りに関してはどうしても夜や早朝に山登りをする際には
10分とか15分とかではなく、長時間での山登りになり
こういった長い時間山登りをするといった背景があるので
あまりルーメンが高い物を選びすぎてしまうと電力がもったいないわけですよ。
電池式やバッテリー式などがいま流行っていますが
消費電力が高くなって途中で電池が切れてしまうといった大変なことになってしまいますので
その時その時の状況に適したルーメン値を選ぶことが大切になってきます。
なので山登りをする人は大体100ルーメンくらいあれば
全然十分ですので100~200くらいの幅で選んでいただければと思います。
そして2つ目の理由として、明るすぎも良くないんですね。
山登りは、登山土を歩いている時に遠くまで見えた方が
もちろん安心感もあって、明るい方がいんじゃないかと
どうしても思いがちですが、1人で登っているときは全然良くて
車のハイビームも同じで、あれも1人で走っていればいいですが
対向車がいたときにめちゃくちゃ眩しくて事故の原因になってしまうじゃないですか。
それと全く一緒で、登山もすれ違う人はいますよね。
そのときに例えば1000ルーメンくらいのものをしていたら
すれ違う人はたまったもんじゃないですよね。。
といったこともあってあまり強すぎるものはおすすめいたしません。
いろんな場面で明るすぎてしまうと他の方の迷惑になってしまうので
そういった面でもちょうど良いものを選びましょう。
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といった感じでルーメンに関してはなんと無くわかって頂けたと思いますが、
では他の要素に関してはどうか?ということをご説明致します。
ポイント②明るさが調整できるもの
先ほどご説明したルーメンに関して
例えば100ルーメンのものをそのまま使い続けるのも使いにくいですよね。
時と場所によってルーメンを下げたい方や
もうちょっと明るさを上げたいなという方などいらっしゃると思うので
明るさを調整できるものを持っていると非常に便利です。
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ポイント③白以外の色があるものが望ましい(白、赤、青など)
タイトルに白とか赤、青などの色を書いたのですが
これはなんぞやと思う方もいらっしゃるかと思います。
ヘッドライドを買ったことがある方などはわかるかと思いますが
ヘッドライトの色は一般的には白色なのですが、実は白以外にも色があるんです。
ではこれの使い分けはどうしたら良いのかというと
これのキーワードとしては視認性、暗視になります。
まず1つ目の視認性に関して言えば、まず白色が一般的です。
これはなんでかというと、白色っていうのはいろんな光の色が混ざって
白色になっていて(太陽の光など)、この白色を照射して歩くと
緑色のものであったり、赤い色ものであったりなど
私たちが見るいろんな色の判別がつきやすくなるのが白色になります。
なので一般的に山登りをする際は、この白色のライトで歩くと良いです。
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「じゃあ白だけで良いじゃん」と思うかと思いますが
そこで「赤や青」などの色はどのような場面で使うかというと
一般的に暗いところで急に白色の光を浴びるとすっごく眩しいじゃないですか、
この暗いところで急に白色の光を浴びるということは目が慣れるまで時間がかかりますよね?
例えば車なんかを運転している時に、トンネルなどを抜けた時に
急に光が入ってきて前が一瞬見えなくなってしまうみたいな現象です。
それがまさに登山の場面でも起きます。
暗いところで急に浴びてしまうと一瞬見えなくなってしまうので
そこで「赤や青」といった色はこういった現象を抑える効果があるので
自分で1人でいる時などは白色などで大丈夫なのですが
周りに人がいる時や、テント場とかでトイレに行く時とかは
赤色などの色使ってあげるとすごく親切です。
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そのほかに暗いところで地図を確認したいなという時なども
白色を使ってもいんのですが、かなり眩しかったりするので
「赤色」などの目に優しい色などを使ってあげると目に負担が無く見ることができます。
なので一般的には最低限白と赤の2色があるといいと思います。
そこで青色などの色もあると良いですよというお話しですが
これはどういう時に使うかというと、サバイバルや自衛隊などの
自分たちの身の回りに危険があるような人たちはこの青色などを使うそうなのですが
例えば転んだ時やどこか切り傷ができてしまった時などの
体から血が出てしまったときにこの青色を良く使うそうです。
血って赤い色をしてますよね?
この赤い色に青い色を当てると、この血の色が真っ黒に見えるそうなんです。
そのため怪我などをしてしまった時に血が出ていないかな?ということを
確認する方法として、この青色の光を当てるといったことがあります。
なのでこういった色もあったらいいかなと思いますが、
よっぽどのことがない限り使うことはないと思うので
基本的に先ほどご説明した白と赤の2色があれば良いと思います。
ポイント④電池式orバッテリー式
この電池式とバッテリー式は、
・電池色=乾電池など
・バッテリー式=充電するタイプ
これは大体みなさんわかると思います。
この電池式の乾電池などは山小屋などに置いてあったりするので
もし電池が切れてしまった時でも購入したりして補充することができます。
個人的には電池式の方が使いやすいかと思うのですが、
そうなると電池を持ち運ばなきゃいけなくなり
少し荷物になってしまうということがデメリットになってきてしまいます。
それでも多少の荷物にはなってくるのでみなさんの
使い勝手が良い方で選んでいただければなと思います。
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ポイント⑤軽さ
この軽さも非常に重要で、ヘッドライトも常に付けていますから
これが重いと非常に大変なので、この軽さを重視した方が良いです。
この軽さの目安になってくるのは、冒頭でもご説明しましたルーメンの高さになってきます。
このルーメンが高ければ高くなるほど、性能も上がってきて
重量も出てきてしまいますので、適切なルーメンのものを選んで
軽さがあるものを選んでいただけると良いです。
ポイント⑥防水性
ヘッドライトというのは、山登りをする際に
突然雨が降ったりなどのことが絶対あるので
そういった時に備えて防水であるということが大事になってきます。
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ポイント⑦使いやすさ
最後の項目は使いやすさになります。
この使いやすさはどういうことかというと
ヘッドライトでいうところのボタンの押しやすさです。
たとえば冒頭でご紹介したmont-bellさんのヘッドライトは
ライト上部にボタンがあるのですが、そのボタンで光の調節などができます。
山登りとかをしていると手袋などをしていることがあるので
その際になるべく操作性が簡単な方が使いやすかったり、
万が一の時に余裕が生まれてくるのでそういった意味で
使いやすさということも大事になってきます。
このようにヘッドライトに関して7つ項目でご説明しましたが
冒頭のルーメンさえ気にしていれば、他の機能や操作性に関しては
付いているものなので、ご説明した項目を頭に入れた上で
適切なヘッドライトを選んでいただければと思います!
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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