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登山中に落石が起きた時の対処法とその予防

こんにちは!
もう夏も間近、緊急事態宣言も解除され、いよいよ登山だ!とこれからの登山を楽しみにしている方もいるかもしれません(^^)

登山は楽しいですが、色々と気をつけるべきことがあります。そのうちの1つが今日お話する『落石』への対処、そしてその予防

落石と一言で言っても、大きな岩クラスの落石もあれば、数センチの石ころの落石もあります。岩が落ちたら危ないのは分かりますが、数センチの石ころでも、実は落石となればものすごいパワーなんです。

というわけで今日は、登山において落石が起きた時にどうすればいいのか?そして予防するにはどうするのか?についてお話ししていきます。

落石調査

落石

会社員時代、落石調査というものをしたことがあります。落石調査とは、落石が起きそうな崖や道路沿いの絶壁近くで、落石の可能性がある石がないかを調査することです。

たった数センチの石すら、落石の可能性があってはいけません。というのも、例えば2センチぐらいの石が3メートルぐらいの高さから落ちてきたとして、どうでしょう?

神坂
それぐらい余裕っしょ!

と思いますか?

まぁ、確かに2センチの石となれば大丈夫と思うかもしれません。ただ、山の石というのは川や海の石と比べると、流れることによって角が取れているわけではないので、基本的にゴツゴツしていて角が鋭いです。

なのでたった2センチの石が3メートルの高さから落ちてきたとしても、頭などに当たれば普通に切れます大怪我に繋がる可能性もあるんです

そういう危険があるので、行政が民間の会社に委託して、定期的に、毎月レベルでチェックしています。

「落石」と「浮石」

落石 浮石

次に、落石に関する用語の説明ですが、「落石」とは、文字通り石が落ちてくることを言います。

「浮石」とは落石になりうる石のこと。まだ落ちてないけど、ちゃんと地面に固定されておらず、グラグラしている石や岩、ありますよね?ああいった石を「浮石」と呼びます。

登山中に発生する落石の多くは、この浮石によるものが原因です。もちろん自然発生的に落石が起こることもありますが、登山している人が気づかないうちに小さな浮石を蹴ってしまって、その石が落ち、他の浮石も巻き込んだりして落石が発生していきます。

落石が発生した時の声かけ

声かけ

では、落石が発生してしまった時、どうすればいいのか?まずは、声をかける大声を出すことによって周囲に落石を知らせます。

実は、登山の一般的なルール(マナー)として、落石が発生した時の声かけの言葉は決まっているのですが、ご存知でしょうか?

この声かけを知っておかないと、他の人がその声かけをしてくれた時にも

神坂
は?

ってなってしまいます(笑)なのでまずはこれをしっかり覚えておきましょう。

落石が発生した時の声かけは

神坂
落(ラク)!

です。落石の「落」だけを叫びます。山登りの専門用語ではありますが、非常に重要なワードなのでぜひ覚えておいてください。

そしてもう一つ大事なのは、大声で叫ぶということです。

つぶやくように「あ…ラク…」と言っても周囲には届きません(笑)できる限り大きな声で叫びましょう。

また、基本的に知っているていでラクと言っていただければいいですが、初心者の方などで知らない方もいらっしゃいます。自分がラク!と叫んでも伝わってない場合は、普通に

神坂
落石です!

などと叫んで伝えてあげてください。

落石を起こさないために

落石

ここまで落石に関する知識や、起きてしまった時の声かけなどを見てきました。ここからは、落石を起こさないための予防についてお話しします。

石の上を歩かない

一つはこれです。浮石が多い場所を歩かないこと。浮石が多い場所はどこかと言うと、具体的には

・急な斜面
・登山道の崖側

です。富士山のように登山客の多い山では、人の多い時間帯の下り道にはガイドさんが立っていて、下山道から見て崖側に立ち

山岳ガイドさん
なるべく山側を歩いてください

などと声をかけてくれます。崖側には浮石も増えるため、落石を起こさないために山側を歩くということが大事です。

また、登りの最中でも、富士山のように登山客が多いところでは、特に山頂に近くにつれて渋滞するので、体力のある方がジグザグした登山道を外れてまっすぐ急斜面を登る、という光景が見受けられます。

あのジグザグは、急斜面を緩やかに登るため、というのももちろんありますが、急斜面を登らないようにして落石を防いでいるという意味もあるので、絶対にそういったショートカットはしないようにしましょう

足元をしっかり気にしながら、後ろを歩いている方のことも気にしながら、安全に登ってくださいね。

登りを優先する

僕のYouTubeでもご紹介しましたが(文末、関連動画のところに貼ってあります)、登山においては登っている人と下りている人がすれ違う時、必ず登りの方が優先というルールがあります。

今回の内容に沿って言えば、下りの方が先に進んでしまうと、その方が浮石を蹴ってしまうこともあるからです。

そういうマナーやルールもしっかりと頭に入れた上で、自分の中でも落石を発生させないためのルールや、落石が起きてしまった時の行動などをしっかりと決めておくといいでしょう

集団で登る時

声かけ

集団で登る時は、一緒に登る方と「共通の声かけ」を決めておくことをおすすめします。そうやってルールを決めておくだけでも安心感が全然違うからです。

落石なら「ラク」ですがそれ以外にも何か緊急のことがあった時の声かけも決めておくと、いざという時困りません。

これからの季節、どんどん登山人口も増えていきますし、7月〜9月の富士登山シーズンともなれば初心者の方も富士登山に挑戦したりと、登山客の経験値は様々です。

一緒に登る方のためにも、もちろん他の登山客のためにも、しっかりと声かけのルールやマナーの他、登山における一般常識は頭に入れた上で登り、楽しい登山にしてくだい!

 

今日の内容は以上です。最後まで読んでいただきありがとうございました!

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ABOUT US

神坂涼介登山教室講師
元建設コンサルタント、カメラマン。ブログや動画などの情報発信をしていく中で、世の中に良い情報を発信したいと思い、起業。現在は2社のWEBマーケティングを担当。 インスタフォロワー7000人突破!カルチャーセンター登山教室講師。登山(歴9年)に関する基礎知識や豆知識をオンラインで発信している。