こんにちは!神坂亮介です。
世間ではお盆休みですが…コロナウィルスが原因で帰郷を断念された方も少なからずいるのではないでしょうか。
先の見えないこの状況に、イライラされたり不安が大きくなっているかもしれませんが、皆さんもストレス発散をして体調に気をつけてください♪
以前のブログで『日本一低い山はどこ?誰でも登れる日本の低い山たち!』をご紹介しました。
しかし、やっぱり日本一と言ったら富士山をイメージする方が多いのではないでしょうか。
今や世界文化遺産にも登録されている富士山ですが、昔は今のような立派な山ということではなかったそうです。
それでは一緒に見ていきましょう!
富士山について
富士山の歴史を紐解いていく前に、今現在の富士山についてご説明していきます。
富士山は火山という位置付けになってくるのですが、火山にはいろんな種類があります。そしてその中の1つとして、この富士山といった山は成層火山という言い方をします。
成層火山とは…
簡単に説明すると、マグマが噴火してくるところがありますよね。
そういった火山が噴火する火口が、何回も何回も噴火を繰り返します。そして噴火の度に火山灰や岩石などが噴出するわけです。
その繰り返される噴火により、火山灰や岩石が噴火の度に積もっていきます。
つまり、噴火→火山灰や岩石が降り積もり→再び噴火→さらに火山灰や岩石が降り積もる…といったことが繰り返し起こり、小さかった山が噴火の度に大きくなっていく。
これを成層火山といいます。
そして富士山は今尚、噴火の恐れがある活火山でもあります。
なので、今後さらに富士山が大きくなっていくかもしれないということです。
富士山は、静岡県(富士宮市、裾野市、富士市、御殿場市、駿東郡小山町)と山梨県(富士吉田市、南都留郡鳴沢村)を跨いで存在する、標高が3,776mの山です。
富士山の歴史
今の富士山は、標高3,776mの世界文化遺産にも登録された立派な山ですが、昔の富士山はいったいどんな山だったのでしょうか?
先ほどもご説明したように、富士山は噴火を繰り返し今現在のような富士山になったわけです。
そんな富士山ができるまでの過程を見ていくと、大きく分けて以下の4つの段階に分けることができると言われています。
・小御岳(こみたけ)火山
・古富士(こふじ)火山
・新富士(しんふじ)火山
富士山の始まり〜今現在の富士山
富士山の始まりともいえる先小御岳が、最古になります。
どれくら昔の話かというと…今から約20万年以上も前に存在していた山になります。
そして、噴火とともに成長してできたのが、小御岳になります。
小御岳は約20万年〜10万年前に噴火が起きてできた山と言われています。
その後、約10万年前にできたと言われているのが古富士になります。
先小御岳→小御岳→古富士と噴火とともに大きくなっていき、約1万数千年前〜今にかけて、新富士と言われる今現在の富士山ができたわけです。
また、約1万数千年前にできた新富士ではありますが、今現在の富士山の形が形成されたのは、約2900年〜2200年前だと言われています。
約2900年前以前は、今のような形状ではなかったそうです。
昔の新富士というのは、山麓に古富士の山頂が飛び出しているような歪な形状をしていたそうです。
そして、この約2900年前にあることが起こり、今現在の富士山の形状になったと言われています。
そのあることというのが、山体崩壊です!
(山体崩壊とは…字の如く、山が崩れることです。)
この山体崩壊が起きたことで、山麓に飛び出していた古富士も崩壊したのです。
そして今現在の綺麗な円錐状をした立派な富士山になったわけです。
山体崩壊も起きたことで、今現在の富士山を見ても小御嶽や古富士なので形跡はほとんど見ることができないです。
ただ…古富士に関しては、宝永火口の北側1〜2km辺りのところで今現在も一部を確認することができるらしいです。
最後に
富士山は、今現在も噴火の恐れがある活火山です。
もしも噴火が起きたら、さらに標高が高くなる可能性もあります。
こういった山の歴史に触れることで、山の見方も変わってくるかと思います。
皆さん自身も興味のある山のルーツや歴史を調べたりして、山を登る以外でも山を楽しんでみるのはいかがでしょうか♪
最後まで読んでいただきありがとうございました。
この記事を読んでくださった方が、1人でも登山に興味を持っていただけたり、安心・安全を第一に!登山を楽しんでもらえると嬉しいです。
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