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富士山頂からのご来光が見れる確率は?

こんにちは!先日、富士登山をする時に、登頂できる確率はどれくらいなのか?という記事を書きました。

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そして今日は、富士山山頂でご来光を見れる確率をお話します!

Sさん
どうせ富士山に登るなら、絶景が見たい!ご来光が見たい!

という方がほとんどだと思います。富士山に登り慣れている方ならそうでもない方もいるかもしれませんが(笑)

山は天気が変わりやすい、とよく言いますが富士山も例外ではありません。天気ばかりはどうしようもないので、せめてご来光の見れる確率が高い時に登れば、しっかり見れる確率も上がるかもしれませんね。

今回は、一般登山者向けに富士山が開放されている7月〜9月に絞ってのお話をします。

富士山の日の出時間

まずは、この日の出の時間をしっかり把握しておく必要があります。富士山でご来光を見るために登る場合、多くは山小屋で1泊して、深夜に山小屋から再出発して山頂を目指すことが多いからです。

日の出時間を目安に登山計画をしっかり立てましょう。

以下、2019年の日の出時間です。(※2019年日の出カレンダーより)

・7月:4時20分〜4時40分ぐらい
・8月:4時40分〜5時5分ぐらい
・9月:5時5分〜5時28分ぐらい

となっています。イメージとしては、7月1日が4時20分ぐらい、7月31日が4時40分ぐらい、という感じです。

なのでもじあなたが7月中旬に登るなら4時半ぐらいかな〜とか、8月中旬なら5時前ぐらいかな〜という感じで予想を立てて計画していただければと思います。

日の出の時間は調べれば毎日出てますので、もちろんそちらを参考にしてもいいです。記事を書いているのが2020年の8月11日ですが、今調べたところ明日、8月12日の富士山山頂の日の出時間は5時2分だそうです。

2019年のデータとはいえ、自然の原理ですからそこまで大きく変わることはありません。なのでだいたいさきほどの時間帯が日の出の時間で、そこに合わせて登るんだな、ということを頭に入れておいてください。

ご来光の見れる確率

では、ここまでを踏まえた上でご来光の見れる確率を解説していきます。

以下、2010年〜2019年の統計データです。

ご来光の見れる確率
・7月:63%
・8月:81%
・9月:54%

さて、このデータを見てどう思いましたか?

9月の54%でも十分高いですよね。普段の天気予報で降水確率が50%だとだいたい降ると思ってます(笑)

でも、実際2日に1日だと思うとちょっと不安かもしれません。なので、確率的には81%と高確率な8月が最もご来光目的の登山にはおすすめ、ということになります。

Oさん
ちなみに僕は7月中旬〜下旬にある連休で登ったけど、2年連続で天気は良く、ご来光も見れました!

7月でも63%と高確率ですからね。見れないとちょっと残念、と言ったところでしょうか。

ご来光を見るために

以上のことを踏まえ、富士登山において頂上でご来光を見たい場合は、まず8月に登ることが大切です。

そしてもう1つ

日の出の1時間前に到着するように登る

ことも大事。

これは、前回の記事でチラッと書いたルートにもよりますが、人気ルート、初心者向けのルートに関しては山頂に行くにつれ渋滞になります。

日の出ギリギリの時間だと山頂付近の渋滞により山頂に着く前に日が登ってしまうこともあるんです。なので、余裕を持った登山計画で、しっかり頂上でご来光が見れるように調整しましょう。

ルートごとの特徴

ちなみに、富士登山で一番人気でかつ初心者向けとして有名なルートは吉田ルートです。吉田ルートはシーズン最盛期になると最初から混んでいたりもするので、余裕を持った登山計画を経験者の方と立てるといいでしょう。

また、次に初心者に人気の富士宮ルートですが、こちらはそこまでの渋滞が発生するわけではないものの、登山道と下山道が同じなため、行き来できる道が狭い場合譲り合っての通行になり、山小屋泊までの山行時間が狂うこともあるそうです。

御殿場ルートは上級者向けと言われるので省きますが、もう1つ須走ルートというルートがあります。

このルートは難易度的にもそこまで難しいルートではないです。基本的に南側斜面を登るため、緑が豊かなところがあったり、もし高山病などで登頂を断念しても南東側の山小屋から一応ご来光は見れます。

Oさん
初富士登山を高山病で断念した時、山小屋からご来光見れました
Sさん
ていうかじゃあその須走ルート、穴場じゃない?

そう、実は結構穴場・・・ではあるんですが1つ注意点があって、8.5合目以降は吉田ルートと合流するので、一気に人が増えます。

となると当然、山頂付近の渋滞も吉田ルートと同じように巻き込まれてしまうので注意が必要です。

ただ須走ルートは、下山する時『砂走り』というふかふかの地面を降りる箇所が結構長くあり、早い人は走って降りたりもしてます(笑)ここを体験できるのも須走ルートの魅力でもあるので、個人的には須走ルートはおすすめです。

ちなみに御殿場ルートの下山道には『大砂走り』というところがあって、須走下山道の砂走りよりもっとふかふからしいですよ(笑)登山経験を積んでからぜひ行ってみてください♩

 

さて、ここまで富士登山においてご来光を見れる確率や、ルートごとの解説をしてきました。

どうせ登るなら絶景、ご来光が見たい!という方も多いと思うので、ぜひこの記事を参考にしていただけたら嬉しいです。

それでは、最後まで読んでいただきありがとうございました!

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ABOUT US
神坂涼介株式会社リンクコンサル代表取締役
登山の趣味歴11年。大学では火山学、地質学を専攻。YouTubeでは登山や自然に関する防災知識等を発信。一人でも多くの人が山に興味を持って欲しいという願いから、会員制コミュニティTOMOTOTOでは定期的に登山&勉強会を開催している。愛知県で4店舗を構えるカルチャーセンターでは、平均年齢61歳の高齢者向けに「山歩き入門」という名称で座学、体験登山を実施している。