こんにちは!神坂亮介です。
愛知県では、2回目の非常事態宣言が出せれ、今年は世界的にコロナウイルスの問題で大変ですね。
東京オリンピックが開催見送りになったり、多くのお店が経営困難になり閉店したり経済的にも問題になっています。
そんなコロナウイルスの問題は、登山にも影響を及ぼしています…。
2020年における、富士山の登山道及び施設が全て閉鎖になりました。
(詳細は、富士登山オフィシャルサイトをご覧ください。)
私自身も、今月の中旬〜下旬に友人と富士登山を計画していたので非常に残念です。
一緒に行く友人は、初めての富士登山ということもあり
「初心者でも、富士登山って大丈夫なの?」など不安に感じる方は、以前のブログを読んでいただけると嬉しいです!
『【あなたは登れる?】2つのデータから見る富士山に登頂できる確率』
登山=富士山!なんてイメージをされる登山初心者の方も多いかと思いますが、今回は登山初心者はもちろん、子供でも登れる!日本一低い山をご紹介していきます。
簡単に登れて、登山証明書も発行してくれる!なんて山もあるので最後まで読んでもらえると嬉しいです♪
まず最初に、高さを表す基準について説明していきます。
この記事の目次
高さの基準について
今回、日本一低い山についてお話ししていく上で、高さの基準を統一させる必要があります。
なぜなら、日本各地で「この山が日本一低い山だ!」「いや、こっちの山が日本一低い山だ!」なんて競っていたりするのです。
高さを表す基準として2つの基準を説明していきます。
・標高
海抜と標高の違いは何?
高さを測定する上で、基準となるのが平均海面になります。
では、海抜と標高ではいったい何が違うのでしょう?
・海抜とは…山、地域など、測定対象の近くにある平均海面を0mとしての高さになります。
・標高とは…東京湾の平均海面を0mとしての高さになります。
つまり、海抜では測定対象の近くの平均海面が基準になっていましたが、標高では東京湾の平均海面が基準になるのです。
なので全国的な基準としては、標高で考える方が良いでしょう。
高さの基準を理解した上で、本題の日本一低い山について見ていきましょう!
日本各地の低い山たち
日本一低い山はどこ?ということで、ここでは日本各地の低い山を4つご紹介していきます。
・日和山
・天保山
・蘇鉄山
大潟富士(おおがたふじ)
この大潟富士という山は、秋田県南秋田郡大潟村にあります。
また、この大潟富士は人工的に作られた山になります。
山の高さは、3.776mで富士山(3,776m)の1000分の1の高さの山になります。
そして先ほどの海抜と標高、それぞれで見た場合は以下のようになります。
海抜を基準にした大潟富士…海抜0mになります。
標高を基準にした大潟富士…標高-4.1mになります。
日和山(ひよりやま)
日和山は、宮城県仙台市宮城野区蒲生にある山になります。
標高は3mになります。(かつては標高6.05mでした)
また、2006年からは登頂認定証の発行もされるようになりました。
天保山(てんぽうざん)
天保山は、大阪府大阪市港区の天保山公園にある人工的に作られた山になります。
標高は4.53mになります。
また、1998年から登山証明書を有料ですが発行してもらえます。
蘇鉄山(そてつやま)
蘇鉄山は、大阪府堺市堺区の大浜公園内にある山になります。
標高は6.97mになります。
また、1999年から登山認定証を発行しています。
日本一低い山は複数ある?
今回ご紹介した4つの低い山がありましたが、日本一低い山は標高-4.1mの大潟富士であると言えます!
しかし、日本各地で「この山が日本一低い山だ!」「いや、こっちの山が日本一低い山だ!」なんてそれぞれが主張するのにも理由があります。
蘇鉄山では「一等三角点のある山では日本一低い山である!」という主張をされています。
(一等三角点とは…三角測量に用いる際に経度・緯度・標高の基準になる点のこと)
また、日和山や天保山では国土地理院による調査によって日本一低い山と認定された過去があります。
国土地理院の調査によって、1992年に日和山が日本一低い山と認定されていました。
しかし1996年に天保山が地形図に掲載され、天保山が日本一低い山と認定されました。
その後、2011年に起きた東日本大震災によって日和山は消滅したと報道されました。
しかし、2014年の国土地理院の調査によって日和山が標高3mの山と認定され、日本一低い山として再認定されたのです。
なので単純に標高で考えた際には、日本一低い山は大潟富士と言えます。
しかし、国土地理院の調査を元に考えた際には、日和山が日本一低い山と言えるでしょう。
今回は少しネタ的なテーマでしたが、最後まで読んでいただきありがとうございました。
この記事を読んでくださった方が、1人でも登山に興味を持っていただけたり、安心・安全を第一に!登山を楽しんでもらえると嬉しいです。
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