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【要注意!】ライム病を引き起こすマダニの怖さ

こんにちは!神坂亮介です。

今回は「マダニこいつはやべーよ!というお話しをしていきます!!w


マダニというものは山とかの自然とかにいる虫なんですが
一般的にはダニっていうのは布団とかの湿気のあるところにいるってイメージだと思いますが
このマダニというのは私たちのイメージしている一般的なダニとは違います
なのでこちらのマダニに関して是非知っていただけますとありがたいです!

致死率21%?!

この衝撃的な数字は何かと言いますと
平成25年に毎日新聞さんで書かれたマダニによる感染症で亡くなられた人の致死率の割合です。
これはマダニによって感染した人の5人に1人は亡くなっているという衝撃的な事実なんです。
なのでこのことを知っているか知っていないかでは
命に関わってくるところなので、自然などに行った際に
マダニに刺されていないかなという注意や知識が必要になってきます。
その知識や注意方法をこれから説明していきたいと思います。

マダニによる感染症の種類

このマダニによってどういった感染症になるかというと
・ツツガムシ病
・SFTS
・日本紅斑熱
・ライム病
このような感染症が挙げられます。


その中でも特に話題になっているのがライム病です。
これはニュースとかでも報道されたりしているかと思いますが
有名な歌手のジャスティンビーバーさんという方がいますが
この方がライム病になってしまって、皮膚とかに疾患ができてしまったというような報道がされていました。
ほかにもこちらも有名な歌手ですが、アヴリル・ラヴィーンさんなども感染していました。
このライム病は日本と海外を比べると、海外の方が発症者数は多いそうです。

神坂
日本では北海道が圧倒的に多いです。

結構このライム病が注目されているので
普段から山とかに登る方や初めて山に登ろうと思っている方などは
この感染症を頭にいれながら登るといったことが大事になってきます。

マダニの生態について

次にマダニの生態について簡単にご説明していきたいと思います。
冒頭でご説明しましたが、マダニというのは普通のダニとは違います

ではこのマダニというのはどういう生涯を過ごすのかというと
卵→幼ダニ→若ダニ→成ダニ
このようにまず卵から生まれて4段階で成長していくわけなのですが

そんなにに段階踏むんだね。

この卵から幼ダニ、若ダニ、成ダニの段階に行く際に吸血をします。
ではどういった動物から吸血をするのかというと
イノシシであったりシカやウサギなどの野生動物から吸血をします。
その際に動物の体に飛びついて、穴を空けるんですが
そのやり方も少し変わっていて、蚊みたいに血を吸うのですが
その際に体からセメントみたいなを出して自分の体が
動物から離れないように完全にくっつかれるんですね。
このホールドされた状態でずっと血を吸って
その時に自分の体に栄養を加えて、それが終わると
体から離れてそれを繰り返し段階を踏んで成長していくわけですね。

この卵から成ダニにいくまでに大体2~3年もかかるんです。

むしろそんなに生きるんだ!
神坂
すごい生命力!

なので長期間の間でゆっくりと成長していくすごい虫なんですね。
ではマダニに刺された時なんですけど
一般的には野生動物であったりとか、あとは人間ですよね、
この人間の血を吸っている期間が約7~10日くらいずーっと吸ってるんですって。。。

破裂しないんかいww

このゆっくり吸っている時、吸う前のマダニの体重を1とした時に
吸う前と吸ったあとでは最大100倍も大きくなるそうです。
これが吸う前と吸った後の比較画像です。
苦手な方は飛ばしてください

こんな小さかったのが、血を吸った後ではこんなに大きくなるんですよ
これを見てそんなに大きくなるんだと思ったらすごいですよね。

こんなに血を吸うのかよ!

なのでこれを見ていただくとわかると思いますが、
このマダニというのはとんでもない虫なんだということがお分かりいただけたかと思います。

ではこのことを頭の中に入れていただいて
私の日常生活の中でどういったところに住んでいるのかというのをお話しします。

マダニの棲息地域

実際日本全国にマダニがいると言われており、特にその中でも多いのが
山、畑、公園、河川敷


こういった自然に近いところに比較的にいるんですけども
公園や河川敷など、地方にしかいないんじゃないかと思われるかと思いますが、
昔の実際に症例のあった地域を見てみると、
東京などの都市部にも実際に確認されており、実際感染もしています。
このように地方だけではなく、日本全国どこにも
潜んでいるんだよということを頭の中に入れておいてください。

対策、注意点

こちらは大きく分けて2つございます.

①肌の露出

自然とか山とかに行く際に、冬場や涼しい時は長袖や長ズボンなど
履かれるかと思いますが、夏の時期だとどうしても暑いですよね。
そういう時は半袖などの露出の多めな服で行ってしまいがちです。

暑いとどうしてもね

しかし、そういう肌を露出している時にこそマダニに
「刺してくれ」と言っているようなものですから
暑いからと言って露出の多めな服装で行かれるのはおすすめできません。
なので長袖長ズボンであったり、長めの靴下
そして首元を守るためのネックウォーマーやタオルなどがあります。
ネックウォーマーは冬場などの寒い時期に使うイメージだと思います。
ですがなんと、夏用のネックウォーマーなどもあるんです!
これは日焼け対策や、汗対策で使用したりします。

夏用ネックウォーマーとかあるんだ!

※長袖長ズボンは基本です。

もし長袖長ズボンが厳しい方は、僕の意見ですが
ハーフパンツなどを履く時にそのまま履くのではなく
タイツなどを下に履いたりします。


そして上も同様Tシャツを着るんですが
野球選手とかがよく着ているアンダーアーマーみたいな
ピチピチのインナーをよく来て登ったりしています。
汗対策などにもなるのでとても便利です
こういった風に、基本的に肌を露出しないように
工夫して山登りをするようにしましょう!

②チェックをする

これは山や畑、河川敷などの草むらがありますよね?
この草むらの先端にマダニなどがいて、
そこからジャンプして飛びつき、そこから血を吸うそうなので
そういった草むらや山から登り終えた時とかにマダニが付いていないか
チェックすることが大事になってきます。
その対策として、明るい服を着ることも◎です。


全体的に黒系の服ばっかり着てしまうと、
白い服についているのと、黒の部分についているのとでは
チェックのしやすさが違いますよね。
マダニは基本的に黒色なので、明るい服をきていればすぐに気づくことができます。
なので山登りをする際などは明るめの服装で行くようにしましょう。

豆知識

こちらは豆知識的に覚えておいてほしいのですが
マダニというのは説明した通り人間に感染するのですが
ペットを飼っている方!!(猫や犬)


ペットを散歩させる際に草むらなどに入ったりもすると思います。
その時に犬や猫なども、マダニに刺されて感染すること
結構あるそうなのでペットを飼っている方などは
ご説明した内容をしっかり頭の中に入れていただいて
大切なペットにも気を遣ってあげるようにしましょう!

実際そんなに出没する虫でもないですが

神坂
8年間山登りをしていますが1回くらいしか皮膚にいたことないので大丈夫です!
1回あるんかいww

1回刺されてしまうと結構大変な感染症
命に関わってしまう危険な虫ですので
是非山登りや散歩をする際はこの内容を
頭の中に入れていただいて行うようにしましょう!

備あれば憂いなし!

あともう1つだけ豆知識です!
もしマダニが肌についてしまった時に、その時に自分でとるのはNGです!
これはなぜかと言いますとマダニというのは
自分の口から穴を開けて吸っているわけですので
無理やり抜いたときに、穴を開けている口元が
そのまま残ってしまってそこから感染症に繋がる可能性もあるので
もしも肌にマダニがついてしまっていたら
自分や他の人に取ってもらうのではなく、まずは病院にいきましょう
病院に行って取ってもらうことによって、そのマダニがなにかっていう
原因がわかれば感染症になったときにスピーディーに対処できるそうなので
まずは病院に行くことがすごく大事です!

そしてマダニは早期発見がすごく重要です!
1~2日吸われているのと7~10日吸われているのでは
全然感染のリスクが変わっていきますので
いかに早くみつけ、対処するのが大事になってきます。
是非このことを頭の中に入れていただいて楽しく山登りをしましょう!!

なので是非参考にしてみてください!

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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ABOUT US
神坂涼介株式会社リンクコンサル代表取締役
登山の趣味歴11年。大学では火山学、地質学を専攻。YouTubeでは登山や自然に関する防災知識等を発信。一人でも多くの人が山に興味を持って欲しいという願いから、会員制コミュニティTOMOTOTOでは定期的に登山&勉強会を開催している。愛知県で4店舗を構えるカルチャーセンターでは、平均年齢61歳の高齢者向けに「山歩き入門」という名称で座学、体験登山を実施している。