▶︎▶︎▶︎TOTMOTOTOの会員は随時募集しています

【登山】帽子を選ぶポイントとメリット!

皆さんこんにちは!神坂涼介です。

前回のブログでは、登山用タイツについてお話ししました。
登山タイツの必要性!メリットと選び方!〜サポート系とコンプレッション系の違い〜

今回も、登山グッズのご紹介をしていきます。

今日ご紹介する登山グッズは・・・

ズバリ!帽子です!

Sさん
あの・・・タイトルでネタバレしてますよ(笑)
帽子

ということで、前回と同様に、【帽子のメリットや帽子を選ぶポイントについて】お話ししていきます。

帽子と言っても、キャップに、ハット、ハンチングなど様々な種類があります。
まずはじめに、帽子の種類から説明していきます。

帽子の種類

登山 帽子

登山用の帽子は、主に次の3タイプの帽子になります。

①キャップ
②ハット
③ニット帽
神坂
あなたが持ってる帽子は、どのタイプのものですか?
また、何を基準に選ばれましたか?

この3タイプの帽子を、どのようなポイントで選べば良いのかについて説明していきます。

帽子を選ぶポイント

ご自身の好みや、ファッション性で選んでいただくのも良いのですが、僕が帽子を選ぶ際には次のポイントを基準に選ぶようにしています。

〈4つの性能〉
①耐水性
②透湿性
③保温性
④UVカット

①耐水性

耐水性
登山中には、急に雨が降ってくることがあります。また、木々についた雫などで、自分の頭を濡らさないためにも耐水性がある帽子を選ぶと良いでしょう。

Sさん
防水性とは、違うんですか?
神坂
良い質問ですね♪それでは、違いをみていきましょう。
近しい言葉で言えば、主に撥水性、耐水性、防水性の3つがあります。

撥水性、耐水性、防水性の違い

【撥水(はっすい)】とは・・・帽子や服など、生地の表面で水滴がはじかれることを言います。
【耐水(たいすい)】とは・・・小雨程度の水ならば、耐えられることを言います。
【防水(ぼうすい)】とは・・・生地の中に水が染み込んでこないことを言います。

例えば、綿のような吸水性のある素材を使用した生地だと、その生地に撥水加工がされていた場合には、小雨程度をしのぐ【耐水性】を持った生地になります。
この場合、水ははじきますが上から抑える(圧がかかる)と、水が生地に侵入してしまいす。

また、雨合羽のようなビニールの生地では、穴が開かない限りは一切水が入ってきません。
ただ、今回のように帽子となると着心地面では、イマイチかもしれません。

登山用品で、多く用いられるGORE-TEXのような生地になると、水を極めて通しにくい生地もあります。【防水性】を持った生地では、圧をかけても水が侵入してこない・侵入しづらいものを言います。
GORE-TEXは性能としては、非常に良いものですが、他の素材のものと比較すると、どうしても価格が高くなりがちですので、帽子で考えた場合には、耐水性程度のもので十分だと思っています。

神坂
レインウェアを選ぶ際には、GORE-TEXのもをオススメします。

②透湿性

これは、以前のブログでもお馴染みですが、『登山初心者でも分かる!登山ウェア選びの基本』

透湿性とは、吸湿速乾性と似た性能になります。

Sさん
登山中に汗をかいて、帽子の中が蒸れて気持ち悪くなってしまう・・・。
なので、帽子が吸った汗をいかに蒸発させるか不快感を解消させるか、ということが重要になってきます。
神坂
不快感は登山の敵です!この透湿性がある帽子は必須ですね♪

③保温性

保温性

保温性に関しては、主にニットタイプの帽子になってくると思いますが、寒い季節の登山などで頭が冷えてしまうと、思考力の低下などにもつながる可能性があるので保温性のある帽子も1つは持っておくと良いでしょう。

Sさん
季節によって帽子を使い分けるなど、シーズンごとに登山ファッションを楽しめるって良いですね♪
神坂
ニット素材のキャップとかもあるので、登山ファッションも楽しんでください♪

④UVカット

帽子をかぶる理由としては、多くの方が日焼け対策で帽子をかぶったりされているのではないでしょうか。
多くの帽子にUVカットの性能が含まれているとは思いますが、念のため確認するのをオススメします。また、首元まで隠してくれるような帽子もあるので、ご自身の好みに合わせて帽子を探してみてください♪

Oさん
性能については、わかったけど・・・帽子をかぶる必要ってあるんですか?
Sさん
確かに帽子をかぶってない登山者もいるもんね!
神坂
では、帽子のメリットを説明していきますね♪

帽子のメリット

帽子のメリットは、次のようなメリットがあると考えます。

〈5つのメリット〉
①紫外線
②ケガ防止
③ファッション
④保温
⑤ぬらさない

①紫外線

紫外線

〈性能〉④UVカットでもお話ししたように、帽子をかぶる際の目的として一番多いのは、紫外線対策だと思います。
また、紫外線対策として優れている帽子はハットorキャップかと思います。
なぜなら、どちらも鍔(つば)がついてるので、ニット帽に比べると紫外線対策になるかと思います。また、〈性能〉④UVカットでもお話ししたような首元まで日除けがついた帽子もあるのでお好みの帽子を探してくだし♪
しかし、紫外線は影にいても反射するの、完全に紫外線を防ぐのは難しいですので、ぜひ日焼け止めのご使用をオススメします♪

神坂
日焼け止めに関してのブログも近日書きますね♪

②ケガ防止

ケガ防止

僕が、帽子をかぶる理由としての最大のメリットは、ケガ防止だと考えています。
なぜなら登山中は、どうしても足元を見がちです。なので、木の枝が飛び出していたり岩の壁に気が付かず、頭をぶつけてしまう可能性もあります。
また、頭上から小石や岩石が落ちてくる危険性もあります。
なので、そういった危険から頭を守るため、ケガ防止として帽子をかぶった方が良いと考えます。

Oさん
なるほど!確かに、木の枝で頭をぶつけそうになったことがあるなぁ。

③ファッション

ファッション

ファッションに関しては、男性よりも女性の方が重視される方が多いかもしれませんが、登山を楽しむ上では、ファッションも重要なメリットだと考えまています。

近年では、お洒落な山ガールもたくさんいらっしゃいます♪
また、服装や季節に合わせて帽子を変えるのも、楽しみが増えて良いですよね。

④保温

保温性

〈性能〉③保温性でもお話ししたように、ニット帽が一番優れていると思います。
頭を冷やしてしまうと、思考力の低下などの危険性があるので、頭を冷やさないためにも帽子をオススメします。
ニット帽は、主に寒い季節で活躍すると思いますが、1つは持っておいても良いと思います。

⑤ぬらさない

ゴアテックス

帽子をかぶらず雨にぬれてしまうと、頭を冷やしてしまいます。上記の④保温とリンクしてきますが、頭を冷やすのデメリットでしかないので、急な雨とかで頭をぬらしてしまわないためにも、〈性能〉①耐水性の帽子をかぶることをオススメします。

まとめ

今回は『【登山】帽子を選ぶポイントとメリット!』についてお話ししてきましたが、過去のブログやYouTubeでも、何度もお伝えしてますが、登山において体を冷やすことは致命的になります。
なので、帽子を選ぶポイントとしては、〈4つの性能〉の中でも・耐水性・透湿性・保温性の3つを抑えるようにしましょう。
あとはファッションとして、キャップやハット、ニット帽などご自身の好みに合わせて選んでいただけば良いと思います。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

この記事を読んでくださった方が、1人でも登山に興味を持っていただけたり、安心・安全を第一に!登山を楽しんでもらえると嬉しいです。
YouTubeの方では、体験談や登山、山に関することを公開していますので、そちらも見ていただけたら嬉しいです♪

関連記事、動画

いいなと思ったらSNSでシェアしてください♫

ABOUT US
神坂涼介株式会社リンクコンサル代表取締役
登山の趣味歴11年。大学では火山学、地質学を専攻。YouTubeでは登山や自然に関する防災知識等を発信。一人でも多くの人が山に興味を持って欲しいという願いから、会員制コミュニティTOMOTOTOでは定期的に登山&勉強会を開催している。愛知県で4店舗を構えるカルチャーセンターでは、平均年齢61歳の高齢者向けに「山歩き入門」という名称で座学、体験登山を実施している。