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登山で熊に遭遇しないための3つの対策

こんにちは!神坂亮介です。

今回は登山での「熊に遭遇しないための対策」についてお話ししていきたいと思います。


実際出会ったら恐ろしい。。。

実際山登りをしている時に熊に遭遇しないか心配になる方も多いかと思います。

神坂
実際僕出会ったことがあるんですけどね笑
?!?!?!?!?!?!

では今回は、出会った時にどうやって対処したらいいのか?
という話は一旦置いといて、
出会わないことが一番大事ですから
遭遇しないためにはどうすればいいかというお話をしていきます。

相手に存在を知らせる

相手(クマ)に自分の存在を知らせるということがすごく大事になってきます。


僕らは熊と遭遇したら普通に怖いですが、
それは熊も同じで相手(クマ)から見る私たちも
もちろん怖いし、人間は外敵としてみています。

強そうなのに結構臆病なのね笑
熊が人間を襲うような時は自分の身を守るために攻撃をしています。
なので私たちが山登りをする際には
熊は山自体が家のようなものなので
そこに入らせていただくという謙虚な気持ちで入るといったことが大事になってきます。

では次に熊に遭遇しないための対策を3つご紹介致します。

クマに遭遇しないための対策

対策①熊鈴、ラジオ

こちらは一般的なものにはなってきます。
例えばリュックにつけたりなど、自分たちから音を鳴らして
相手(クマ)に気づかせるというものですね。

対策②手をたたく

僕が昔世界遺産である「知床五湖」に行ったことがあって
そこでは五つの湖を回るっていったツアーなのですが
湖を回る際に必ずプロのガイドさんがいらっしゃって
そのガイドさんに熊の対策講座を習って
対策講座自体は法律などで決まっているらしいです。

そこの知床五胡の中でヒグマが出没することが数日に1回あるみたいで
もし出会ってしまった時にこういった対処をしましょうねということを教わるんですけど、
そこでは手を叩くといったことが対策方法としてあります。


叩き方としては、一般的な拍手と同じイメージで
手を合わせて片手を少しずらして、ちょうど手の凹んでいるとこを叩く高い音がでます。
こういった高い音を出すということで「手を叩く」といった対策法があります。

対策③声を出す

これも知床五胡に行った際のガイドさんにも教えてもらったのですが
実際みなさんどのように声を出したら良いか分からないかと思います。
単純に「あー!!」「うー!!」とか適当に歌うとかではないのですが
ガイドさんにならった方法だと、両手を口元に当ててお腹から遠くに
発するイメージ
で「おい!」と声を出します。


そこまで叫ぶイメージではなく、ちょっと離れた人を呼ぶくらいのボリュームです。
文章だと説明が難しいですが、、。
実際この声の出し方が一番効果があるらしいです。

そこで、この3つの中でどれが一番効果的かと言いますと
知床五胡のガイドさんいわく、


②手を叩く③声を出す、が一番有効的だそうです。
その理由としては、熊鈴とかラジオはたしかに音は鳴るんですが
熊が近くにいた時に熊鈴やラジオは周囲の物音に気付きにくいんです。
遠くに熊がいるときは、こういった道具で知らせることはできるのですが
地面を踏む音だったりで、近くにいても気が付きにくくなってしまいます。
もしできるのであれば②手を叩くであったり、
③声を出すといったことをお勧めいたします。
なので熊鈴などを使う際は大きい音を出すのではなく
比較的周囲の音も聞こえるくらいのレベルで使用するのがベストです。

では、「手を叩く」「声を出す」こういったことは
どういった場面で使うかということをご説明致します。
ここで先ほどの話から何度も登場していますガイドさんは
実際ツアーが始まって歩いているときに最初から
手を叩いていましたが、さすがにずっとは叩いてはおらず
見放しが良いところや遠くが見えるところなど
自分たちで確認できる場所では手を叩いたり、声は出しません。
ではどういったところで手を叩いたり、声を出すかというと
いわゆる視界が悪いところです。


草むらが生えていて視界が悪かったりなど
少しでも不安を感じるような場所では手を叩いたり、声を出したりしていました。
そうすることによって周囲に熊がいないかの確認と
相手にこちらの存在を知らせることができます。

なのでこういった「手を叩く」「声を出す」のメリットとしては
道具がなくても自分1人でできるということですね。
デメリットとしてはずっとやり続けられないということくらいですかね。
実際行った時に、手を叩くといったことはタイミングがあって
わからないことがあるとは思うので初心者の方などは
熊鈴とかの道具を使うことが一番ベーシック
もし熊対策をしっかりしたいなという人は
「手を叩く」「声を出す」をやるととても有効的かなと思います。

ではここで一つ面白いエピソードがありまして、

ハードル上げて大丈夫??笑

声を出すってことがありますが、
これはすごく大事らしくて、知床五胡のガイドさん曰く
ガイドさんって全部で10人くらいいるんですが
その中で「ヒグマに出会う確率がNo.1は誰だ!」ということを
順位付けしていたらしくて、そこで
「1番出会いやすい人の特徴ってなんですかー?」って聞いたことがありまして
そしたら先ほどの「声を出す」で声が1番小さい人が遭遇率No.1なんだそうです。

人と話しても聞き返されるからダメやww

これはどういったことなのかと言葉を言い換えると
やはり相手に存在を知らせるためには大きな声を出すが必要ですし
手を叩くのも普通に手を合わせて叩くと音があまり響かないので
しっかりとした叩き方で音を響かせるといったことが大事です。

そういったことがしっかりできているガイドさんは熊との遭遇率が低いんですね。
なのでぜひ山登りをする際には、上記で説明したことを
しっかり練習しておいたり、女性の方などは声を大きく出すなどは
恥ずかしがってやらない方などいそうですが、
身を守るといった面では非常に大事なことですので
しっかりこういったことはやるようにしていただきたいです。
それでもはずかしいという方は熊鈴などを道具を使うということが良いと思います。

では「もし熊に出会ってしまったらどうするんですか?」ということを
ガイドさんい聞いたときは、もう、、することがないんだそうです。。w
唯一相手に刺激を与えないように、いかに敵対しないようにすることが大事とおっしゃっていたので
例えば匂いのする食べ物を持たないだとか、熊専用の催涙スプレーなどのアイテムで対策するであったり

※あとは決して走って逃げない!

やはり走って逃げてしまうと、熊を刺激してしまう行動になってしますので
極力相手を刺激しないようにすることがとても大事になってきます。

というわけでもし熊に出会ったら?ということは基本的に考えずに
やはり熊に出会わないための対策が1番大切なんだよということを
頭の中にしっかりと入れていただければと思います。

是非説明しました、
・熊鈴、ラジオ
・手を叩く
・声を出す
この3つのことを意識していただいて、
じゃあ自分は「どれができるかな?」という観点で考えていたいただいて
熊に出会わないための対策をしっかりしていただければと思います!

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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ABOUT US
神坂涼介株式会社リンクコンサル代表取締役
登山の趣味歴11年。大学では火山学、地質学を専攻。YouTubeでは登山や自然に関する防災知識等を発信。一人でも多くの人が山に興味を持って欲しいという願いから、会員制コミュニティTOMOTOTOでは定期的に登山&勉強会を開催している。愛知県で4店舗を構えるカルチャーセンターでは、平均年齢61歳の高齢者向けに「山歩き入門」という名称で座学、体験登山を実施している。