こんにちは。
神坂涼介です。
気候もだいぶ暖かくなり本来なら、登山に行きたいところではありますが・・・。
ようやく緊急事態宣言が解除され始めましたが、まだまだ油断は出来ないので、もうしばらくは自粛モードで大人しくしていようと思います!
ただ・・・今年の夏には富士登山に行く予定を立てていたので、このまま順調に終息してくれることを願っております。
さて、今回ですが、
・富士登山が人生初の登山になる
・初めて富士山に登った時に、想像以上に寒かった
・登山に、どんな服装で行けばいいのかわからない
などの疑問や失敗談をかなり聞きます。
なので、富士山を登ったことのない初心者〜経験者の方に向けて
『富士登山に行く時の失敗しない服装』についてお話しします。
富士山を登る時期としては、7月の山開きからになります。
また気温としては、約30°〜35°など結構暑い中の登ることが多いです。
なので半袖、半ズボンなんかで登ろうとする方もいます。
※絶対に、半袖、半ズボンなんかで登らないで下さい!
なぜなら、富士山の山頂はあなたが想像している以上に寒いです!
では、詳しく説明していきます。
富士山について
まず、富士山についてです。富士山の標高は3,776mです。ルートは4つあります。
・須走ルート
・吉田口ルート
・御殿場ルート
・富士宮ルート
※ルートによって難易度が変わってきますので、下記のサイトで予め調べておきましょう。
(富士山を登る方は➡︎富士山オフィシャルサイト)
標高と気温(富士山)
ここからが今日の本題です!
実際の富士山の標高を目安に、標高別の気温差についてみていきます。
その上で、知っておいて欲しいのが・・・
気温の逓減率(ていげんりつ)
☆気温の逓減率とは
標高が100m高くなるごとに、気温は約0.6°下がると言われいます。
つまり、標高が1,000m高くなると、気温は約6°下がるということです。
標高と気温の早見表
〈標高0m、気温約30℃の場合〉
・標高1,000m・・・約24℃
・標高2,000m・・・約18℃
・標高3,000m・・・約12℃
・標高3,776m・・・約7.2℃(山頂)
(※あくまでも目安です)
上記の早見表からも、読み取れるように
標高0mを約30°と仮定した倍位には、山頂では約7.2°となります。
つまり標高0mと山頂では、約20°以上もの気温差があることになります!
なので、真夏にも関わらず富士山の山頂に着くとめっちゃ寒かった。という現象が起きるのです。
さらに、寒さを引き起こす原因はこれだけではないんです!
富士山の山頂が寒い理由
気温の逓減率や標高と気温の早見表で説明した理由はもちろんですが、実際に登った人の感想として
・体感温度は、マイナスだった(0°以下)
・あんなに寒いと思ってなかった
・ダウンを持って行けばよかった
などの意見をたくさん聞きます。
先ほどの早見表を見る限りでは、山頂の温度は約7°です。
と、思った方もいるのではないでしょうか?
その理由として・・・風速の概念があります。
☆風速の概念とは
私たちの身体は、風速1m吹くと、体感温度は約1°下がると言われています。
つまり、風速10m吹いた時、体感温度は約10°下がるわけです。
そこに先ほどの山頂の気温を合わせて考えてみましょう。
〈山頂での風速10m吹いた場合〉
山頂の気温が約7°、体感温度は約10°下がります。
なので体感温度は約-3°になるということです!
また富士山は、独立峰なので風速の影響をかなり受けることになります。
※独立峰とは・・・山脈などの連なった山とは異なり、ただ一つのみで形成されている山のこと。
また、周りに高い山や建物がないため風をさえぎるものがありません。
まとめ
今回は、富士山を例に説明しましたが
・気温の逓減率
・風速の概念
なので、この2つを理解しておくだけで、登山での防寒対策や服装選びを失敗する可能性が減るのではないでしょうか(^^)
ぜひ参考にしてみてください♪
この記事を読んでくださった方が、1人でも登山に興味を持っていただけたり、安心・安全を第一に!登山を楽しんでもらえると嬉しいです(^^)
YouTubeの方でも、体験談や登山、山に関することを公開していますので、そちらも見ていただけたら嬉しいです♪
それでは、最後まで読んでいただきありがとうございました(^^)