こんにちは!神坂亮介です。
世間では、コロナウィルスの検査を受ける人が増えていることで、感染者の人数が増えてる今日この頃ですが、皆さんは7月の連休はどのようにお過ごしでしょうか?
中には登山を楽しむ人もいるかと思います。
くれぐれも怪我や遭難などに気を付けて楽しんでください♪
これまでのブログ『【初心者必見】登山地図の読み方(等高線編)』や『登山の基礎|地図を読むメリットとおすすめ地図3選』では、地形図についてお伝えしました。
超簡単!地形図の読み方
地形図が読めることの重要性は、これまでのブログで理解していただけたかと思いますので、今回は実際に地形図を一緒に読みとってみましょう!
今回は地形図が初めての方に向けてお話ししていきます。
どっち山が高い山?
まず最初に①と②の地形図を見比べて、どっちの山が高い山かを実際に読みとってみましょう!
まず最初に等高線を説明していきます。
地形図①と②の等高線は、楕円形の線になります。
(※実際の等高線は、もっと湾曲しています。)
《等高線とは》
文字通り、高さの等しい線を表しています。つまり山の同じ高さを結んだ線になります。
《等高線の性質》
等高線の輪が、小さいほど標高が高いことを示しています。
地形図①と②で説明すると、外側の大きな輪から、内側の小さな輪になるに従って標高が高くなっているということです。
また、今回は等高線の間隔を10m間隔とします。
(※地形図の縮尺によって、等高線の間隔が示す距離は変わってきます。)
つまり地形図①と②の山の麓の標高はどちらも50mということになります。
次にA-B、C-Dについて見ていきましょう。
地形図①では、AからBの距離が100mということを示しています。
また地形図②では、CからDまでの距離が100mということを示しています。
先ほど説明した通り、等高線の輪が小さくなるにつれて標高が高くなります。
つまり一番小さい輪のところが山頂になります。
また山頂の位置は、地形図①と②の距離を目安に考えます。
なので今回の地形図①と②では共に50mの辺りが山頂になります。
《地形図①と②で読みとったこと》
・今回の等高線の間隔は10mです。
・地形図①と②の山の麓の標高は共に50mです。
・地形図①と②の山頂は50mになります。
地形図①は標高50mから始まり、等高線の輪が小さくなるごとに10mずつ高くなります。
なので今回の地形図①の場合では、山頂の標高が90mになります。
また地形図②も標高50mから始まりますが、等高線の数が地形図①よりも2本少ないです。
つまり地形図②の場合では、山頂の標高が70mになります。
ここまでを図に表すと一目瞭然ですよね♪
Q.地形図①と②のどちらが高い山か?
A.地形図①の山が高い山ということです!
まとめ
どうだったでしょうか?
今回のことを参考にすると、地形図を読むことも簡単に感じていただけたのではないでしょうか♪
今回のポイントは、等高線の幅と数!
等高線の幅が、狭くなればなるほど山の傾斜は急になっていることを示しています。
逆に等高線の幅が、広くなればなるほど山の傾斜は緩やかになるということです!
そして、等高線の数が増えれば増えるだけ山頂の標高が高くなります。
この等高線のことを知っておくだけでも、どの山がキツイ山か楽な山なのかわかるのではないでしょうか。
また地形図が読めるようになることで、道迷い・遭難を事前に防げたり、万が一に道迷い・遭難になってしまった際にも、あなたの身を守ってくれる重要なものになります!
これからも地形図が読めるようになる情報をなるべくわかりやすくお伝えしていこうと思います!
是非ご参考にしていただけたら嬉しいです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
この記事を読んでくださった方が、1人でも登山に興味を持っていただけたり、安心・安全を第一に!登山を楽しんでもらえると嬉しいです。
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